錦鯉はマンチェスターでも大人気!

錦鯉といえば、日本庭園の象徴ともいえるもの。いつ見ても、美しくてあきませんよね。ただ、自宅の庭に錦鯉がいる池がある、という方はそれほど多くないかもしれませんが。私自身も、自宅の庭で、錦鯉にえさをやれるようになれたらいいなあ、と夢見るばかりです。

そんな私が、ある日、ひょんなことで招かれたおうちで、でっかい池とその中に優雅に泳ぐ錦鯉を見たときの驚きを想像してください!それも、普通の池と違って、外の庭ではなくて、うちの中に池があるんです!そのおうちの方が、「まあ、ちょっとこちらへ。」なんていって、リビングルームの一方のドアをあけると…..ええ?!なんと、大きくて美しいプールが、室内に作ってあるんです。(まあ、ホテルの温水プールの感じでしょうか、ただ、そこまでは大きくないですが。)そしてその中で、錦鯉たちが悠々と泳いでいるのでした。「いやあ、錦鯉を見ていると、リラックスできますよ。」などといって、プールの周りにおいてある、ラウンジチェアにすわられましたが、そりゃあそうでしょうね。
このおうちの写真は、プライベートなので載せることができないのが残念です。

そこで、マンチェスター近辺でも、錦鯉を飼っている人がいるんだ!と言う事に目覚めた私は、錦鯉の業者を探してみました。そして、さっそく伺ってきました。まずは、ビデオをご覧ください。

ここは、UKNishikgoiさんといって、2008年にオープンされたそうです。オーナーのクリスさんは、25年も前から、ずっと錦鯉を飼っておられたそうですが、イギリス国内で、錦鯉の需要が高いので、業者になることにしたそうです。なんでも、1970年代の始めに、誰かが錦鯉を初めてイギリスに持ち帰ったそうで、それから、静かなブームが続いているということです。

広々とした店内に、大きいプールがいっぱいあって、その中にたくさんの錦鯉が気持ちよさそうに泳いでいました。なんといっても、ここの錦鯉は、すべて日本から空輸されて来るんです!クリスさんは、年に1,2回、日本に行って、錦鯉を仕入れてくるそうです。いつも、新潟県の山古志村(やまこしむら)や川口村、それに山梨県の石和町(いさわちょう)に行かれるそうです。私は、こういうところで、錦鯉が育てられているなんてことも、クリスさんに聞くまでは知りませんでした。

鯉は、そこで購入してから、2週間でロンドンに着き、それをとりに行って、それから8週間の検疫の過程を経なければなりません。この検疫は、UKNishikigoiさんのうちの、検疫用のプールで、輸送で疲れた鯉を回復させ、そして病原菌などが何もついていないように確認するためのものです。鯉は、ビニール袋に、酸素と少しの水と一緒に入れられて、30~36時間ぐらいもかかって日本からはるばるやって来ます。だから、鯉も疲れるはずですよ。UKnishikgoiさんでは、一度に2トンもの買い物をすることもあるそうで、その輸送コストは、本当にバカにならないということです。それでも、この仕事の一番の楽しみは、日本に行って、日本の錦鯉業者から、いい鯉を見つけて買う事だそうです。

私は日本人でありながら、錦鯉のことは何も知らなかったので、今回はすごく勉強させていただきました。UKnishikigoiさん、どうも有り難うございました。